唯是れ 双賽一擲(そうさいいってつ) 初空へ 英 双賽一擲(そうさいいってつ) マラルメ覚書』は、19世紀の象徴派詩人ステファヌ・マラルメの散文『イジチュール』と象徴詩『双賽一擲』についての考察を行った著書。田辺は昭和33年の小論文『メメント・モリ』で初めて『死の哲学』を論じたが、『マラルメ覚書』では『イジチュール』に『生の哲学』の行き詰まりを、『双賽一擲』に『死の哲学』をそれぞれ代理させ、後者は前者を克服することによって現れるとした。『死の哲学』は、田辺が晩年に到達した宗教哲学で、生者と死者の実存共同を唱えるもの。そこでは死者は死の後も他者との実存共同の中に生き続け、永遠に働くとされる。 返信
唯是れ 双賽一擲(そうさいいってつ) 初空へ
英
双賽一擲(そうさいいってつ)
マラルメ覚書』は、19世紀の象徴派詩人ステファヌ・マラルメの散文『イジチュール』と象徴詩『双賽一擲』についての考察を行った著書。田辺は昭和33年の小論文『メメント・モリ』で初めて『死の哲学』を論じたが、『マラルメ覚書』では『イジチュール』に『生の哲学』の行き詰まりを、『双賽一擲』に『死の哲学』をそれぞれ代理させ、後者は前者を克服することによって現れるとした。『死の哲学』は、田辺が晩年に到達した宗教哲学で、生者と死者の実存共同を唱えるもの。そこでは死者は死の後も他者との実存共同の中に生き続け、永遠に働くとされる。
演奏家の魂と作品は永遠に受け継がれていくのかもしれませんね。
いつも的確なコメントをありがとうございます。