さっぽろ雪まつりさっぽろ雪まつり(出典:ようこそさっぽろウェブサイト)

「さっぽろ雪まつり」が開催中です。今季の北海道は雪害で尋常ならざる苦労の連続のようですが、期間中、天気が安定し、無事に開催できることを願います。

さて、北海道における「雪まつり」の始まりについて、当家の視点から少し書いてみたいと思います。札幌雪まつりの始まりについて、さっぽろ文庫47『雪まつり』は次のように記しています。

札幌市教育委員会編『雪まつり』(北海道新聞社、1988年)

1935(昭和10)年2月に小樽の北手宮尋常小学校で行われた学校行事が、北海道における「雪まつり」の元祖であるとなっています。この企画の発案者が祖父・唯是日出彦であったことは、ほとんど知られていません。

北手宮尋常小学校における学校行事の翌1936(昭和11)年、小樽新聞社主催の「小樽雪まつり」が開催されました。この企画者が、当時、同社企画部次長だった日出彦でした。

『月刊さっぽろ』140号(財界さっぽろ、1971年)

北手宮小学校の雪まつりが1935(昭和10)年、そして小樽新聞社の小樽雪まつりが翌1936(昭和11)年であることから、プロトタイプとして企画を練ったのが日出彦であった蓋然性が考えられます。前掲『雪まつり』の記述「当時の記録映画を見ると」というくだりがヒントになります。この記録映画を撮っていたのは、日出彦はじめ小樽新聞社です。あるいは、学校行事の大成功を参考に、拡大を狙って社の企画としたのかもしれません。

ネタ元を明かさないのが、新聞人としての信念や矜持だったのでしょう。当家には話が遺っているものの、日出彦が「雪まつり」の元祖の一人であることは世に明らかになっていません。

1話にまとめようと思っていましたが、話が長くなってきたので、次回に続きます。

By 唯是 一寿

唯是家第8代。1972年、北海道生まれ。早大卒。団体役員、会社役員、国家公務員(法務省、非常勤)。東京都港区在住。“風街”で合理性と最適化を追求する、ミニマルな人生。本ブログでは、公共・公益活動、先祖探求・家系調査、短歌について発信。

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