昨日、麻布コミュニティカウンシル(旧・麻布地区政策分科会)の令和6年度第3回勉強会を開催しました。
第3回は、「保護司および民生委員の活動と地域コミュニティ」というテーマで、講師に豊吉宗寛さん(保護司、民生・児童委員、港区スポーツ推進委員。天真寺副住職)をお迎えし、講話「麻布地区における保護司および民生委員の活動」を拝聴しました。その後、講師と委員が「保護司および民生委員と地域コミュニティの連携」という論題で討論を行いました。
僧侶である豊吉先生のお話は、保護司および民生委員の現状解説のみにとどまらず、課題に関連し、「人間とは何か」「善悪とは何か」という倫理面での考察も含まれていて、啓発的で臨場感のある内容でした。
質疑応答と討論では、個人のQOL(= Quality of Life)を高めることも重要であるが、共生を進めるために個々がどのように地域コミュニティに貢献できるか、という点を中心に議論を展開しました。また、地域コミュニティから保護司や民生委員の担い手をどのように輩出していけるか、あるいは育てていけるか、という話題でも盛り上がりました。加えて、保護司および民生委員の存在や活動が知られておらず、もっと広報や周知が必要ではないか、という提案も出ました。
豊吉先生の“ありがたい説法”で場も和み、和気あいあいの勉強会となりました。遠くグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の留学先からオンラインで参加の委員もいました。いつものことですが、委員の皆さんの麻布愛を感じ、この街と人の良さを再認識したところです。
今年度計画の勉強会3回を予定どおり開催することができました。関係各位のご協力に感謝申し上げます。