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祖父・唯是日出彦の生涯について、「唯是日出彦と軍用犬」というテーマで記事を書いています。その5です。
前回は、軍用犬の出征について取り上げました。今回は、日出彦が犬を題材に詠んだ俳句をご紹介します。
日出彦と短歌や俳句についての関わりは、これまた話が長くなるので、いずれ別の機会に記事を書くことにいたします。今回は、犬に絞ってご紹介しましょう。帝國軍用犬協會の機関誌『軍用犬』第9巻第11号(1940〈昭和15〉年)には、「犬の四季」と題する13の句が掲載されています。
「野分追ふて走るが如し軍犬」、「秋暑し偽装の兵と軍犬と」の2句は、「○○部隊演習」との注が付いています。最初の句では、「軍犬」を「いくさいぬ」と古語で詠んでいます。これら2句で日出彦は「軍犬」という語を用いていますが、これには深い意味があります。前回その4で説明したとおり、旧軍において、入隊前の犬を広義で「軍用犬」と、入隊後の犬を「軍犬」と厳密に分けて定義するからです。
俳句においても、言葉の意味を使い分け、適切に選びながら詠んでいるあたり、日出彦の聡明さが窺えます。
その6へつづく
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